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映画感想漫画:『ゴジラ対メカゴジラ』(1974)とゴジラ熟成期間。

(C)東宝 1974

あなたにこんばんは!

昨日は漫画を描く気力すらなかったけど、プロテインを飲んだらドーパミンが出て、やる気が蘇ってきて、漫画がけました。な描かない漫画描き、AlkanetBooks代表の伊藤空彦です。😹

 

今回は、(昭和ゴジラシリーズの)終末が差し迫っている『ゴジラ対メカゴジラ』の感想漫画をお送りいたします。

 

作業場のBGMは『ゆっくり解説』と『東方Projectの音楽』を聴きながら書いています。

 

それでは、ゆっくりしていってね。

 

『ゴジラ対メカゴジラ』の感想漫画です。

まずは、こちらをご覧くださいませ。

 

(C)東宝 1974

 

(初代)ゴジラ上映20周年記念で沖縄本土返還記念の映画です。

 

今回は、我が友のShun2964 さんと杉並とれこちゃんにも登場させていただきました。

 

キングシーサーの歌にツッコみが入りました(うちなーぐち(沖縄語)に『キング』はないだろう)が、気になりましたね。

 

ただ、本土返還当時に沖縄の様子や文化に触れていたのが、努力の証を感じましたね。

 

まずは、簡単なあらすじを。

 

1970年代。

沖縄に『ブラックホール第3惑星人』の基地が建てられた。

 

それからしばらく経って、ゴジラとアンギラスが上陸したが、ゴジラはアンギラスに襲いかかった。

アンギラスが大怪我を追って逃げた時に、ゴジラから金属片が落ちる。

その金属片を調査したら、地球にないものだということが解る。

 

その後、シーサーの置物を巡って、男は謎の組織との戦いに巻き込まれる。

 

『西から太陽が登る時、2体の怪獣は目覚める』

 

その予言に従って、ほこらにシーサー像を捧げる。

キングシーサーが目覚めた。

 

そして、宇宙からの侵略者とアンギラスを傷つけたゴジラと、海から現れたゴジラが互いを戦い合う。

 

そして、熱線を受けた方のゴジラが激しく燃え上がる。

偽ゴジラの正体は、メカゴジラだった。

 

メカゴジラとキングシーサーとゴジラの戦いが始まる。

 

こんな感じですが。受け取っていただけたであろうか?

 

マンネリ脱却のために『ゴジラと同等かそれ以上の存在を描く』目的で登場したメカゴジラの映画は残念ながら、あまり興行成績が良くなかったみたいです。

 

まだ、東宝は「チャンピオンまつり」の真っ最中だったため、同時上映の映画に救われていましたが、ゴジラ人気もここでストップです。

 

次回作『メカゴジラの逆襲』では、昭和ゴジラシリーズでワースト1位の成績を取りました。

(当時の昭和ゴジラの売上トップは『キングコング対ゴジラ』です。)

 

次回作で本多猪四郎監督のメガホンを取りましたが、これが皮肉にも本多猪四郎監督の最後の作品となってしまいました。

 

次のブログで紹介できると思います。

前々作『ゴジラ対ヘドラ』があまりにもヒットしたため、方向性が視えなかったのでしょう。

 

次々回作の『ゴジラ』(1984)で原点回帰をはかっています。

そして、『メカゴジラの逆襲』から『ゴジラ』(1984)まで9年のブランクを空けています。

 

まぁ、最近の話で言えば、『ゴジラ FINAL WARS』(2004)から『シン・ゴジラ』(2016)まで、12年間も空いています。

そして、『シン・ゴジラ』から『ゴジラ‐1.0』(2023)まで7年間も空いています。

 

確かに、優れたツールが生まれるまで時間がかかったのでしょう。

 

『ゴジラ FINAL WARS』では、東宝の撮影用巨大プールが老朽化して、取り壊す事が決まったための最後の(当時は)ゴジラ映画でした。

 

それから、エヴァンゲリオンの制作が難航していた時に、庵野秀明監督を元気づけようとして、シン・ゴジラ制作を持ちかけました。

 

シン・ゴジラがあったからこそ、シン・エヴァンゲリオンll:が出来ました。

 

ゴジラ映画は庵野監督を救いました。

そして、山崎貴監督は、『シン・ゴジラ』を超える映画を作るために、脚本に4年もかかりました。

 

(第2次世界大戦)戦後の時代劇にすることにより、一気に話が進みました。

 

ゴジラ‐1.0がそれほど盛り上がったのは、みなさんがご存知のことかと思います。

 

『メカゴジラの逆襲』は、昭和ゴジラシリーズの中でワースト1位。

僕の中では、「ここで一旦ゴジラが終わるんだ」って思いましたね。

 

それを見届けてよかったと思っています。

確かに、子供の頃はそんなに自体の悪さを知りませんでしたし、僕のリアルタイムでは、「ゴジラ FINAL WARS」でゴジラは一旦終わっていました。

 

その反面、『シン・ゴジラ』に対する期待が膨れ上がったのは言うまでもありません。

 

そして、『ゴジラ‐1.0』の異様な盛り上がりは、色々と考察が出来ました。

 

例えば、アメリカのウォーク・ポリコレ疲れでライバルがいなかったことも大きいでしょうね。

確かに、『ザ・クリエイター』『ナポレオン』『オッペンハイマー』は強敵でしたが、ここ最近の盛り上がりでは、「1500万ドル以下でハリウッドA級作品と比べられる」と言った自体が、話に上がっています。

 

僕はこのトリック撮影と最新VFXの融合がハリウッドを超える映画が作れたんだと確信しています。


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ハリウッドはゴジラ-1.0から見習う点があまりにも多すぎると思います。

 

日本の特撮がハリウッドSFXに勝った。これは快挙以外何モノでもありません。

 

今日はこれを買った。

今日はこれを予約注文しましたね。

 

その存在を知ったのが、ゴジラ‐1.0が流行った時に、「実は、シン・ゴジラでも白黒版があった」ことを知って、どうすれば観られるのか?

色々探した結果、この時になって得る手段を持ちました。

 

もちろん、シン・ゴジラ オルソが観ることが出来たら、映画感想漫画にしますね!

 

最後まで読んでくださってありがとうございます。