あなたにこんばんは!
ついにチャーリーとチョコレート工場を観ることが出来ましたね。
チョコレート工場の秘密を知って、満足な描かない漫画描き、AlkanetBooks代表の伊藤空彦です。😹
今日の作業場のBGMはMALICE MIZERとMoi dix Moisをかけながら書いています。
そう言えば、マクドナルドのゴジラコラボ。めっちゃ楽しそうですね。
ゴジラ70周年記念にゴジラバーガーを食べたいと思います。
それでは、ゆっくりしていってね。
『チャーリーとチョコレート工場』の感想漫画がやっと出来ました。
チャーリーとチョコレート工場を観ることが出来ました。
返却期限が1月2日なので、ギリギリだと言えたでしょう。
この映画は、『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』の宣伝で、『チャーリーとチョコレート工場』を引き合いに出していますけど、これは誤りです。
誤解を招く言い方になるかと思いますけど、『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』と『チャーリーとチョコレート工場』は世界観が違います。
『チャーリーとチョコレート工場』(2005)と『夢のチョコレート工場』(1971)は同じ原作と同じ時間軸の映画で、『チャリチョコ』は『夢チョコ』のリメイクです。
もうね、ファイナルファンタジーVIIとファイナルファンタジーVIIREMAKEと比べるようなものです。
特撮技術は、2005年の方が進んでいますが、できれば、先に『夢のチョコレート工場』を観てほしいのです。
それでは、漫画を載せます。
映画オリジナルで、ウィリー・ウォンカの父親が有名な歯医者で大のお菓子嫌いだというのがポイントでしたね。
そのせいで、ウォンカってサイコパスなひねくれものになってしまいましたから。
ただ、ウンパルンパのデザインはぜんぜん違うものになっていました。
『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』でも、ウンパルンパのデザインは『夢のチョコレート工場』から取ったと発言しています。
全くの別物として楽しめたら、十分イケるんじゃないかと。
映画の出来はアメリカ人の感覚ですが、批評家スコアは83%フレッシュトマト。観客スコアが51%と芳しくありませんでした。
こっちが『夢のチョコレート工場』の成績、『チャリチョコ』はリメイクとして、失敗したんじゃないかと。
もちろん、『夢のチョコレート工場』には続編がありませんでした。
これは、原作者のロアルド・ダールさんが納得がいってなかったことに一因があります。
そこで、天才のティム・バートン監督は新解釈で作り直しました。
これが、『チャーリーとチョコレート工場』です。原作と同じタイトルですね。
(日本での原作タイトルは『チョコレート工場の秘密』)
もちろん、原作を軽視したってわけではありませんでした。
例えば、『夢のチョコレート工場』では、「くるみ割りをするリスのライン」が「金の卵を産むガチョウ」に改変されています。
『チャリチョコ』では、「くるみ割りをするリスのライン」になっていますね。
それに、『チャリチョコ』の15年前に当たります、『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』では、電話の交換手という今は廃止された職業の女性が登場します。
(彼女が、ヒロインのヌードルの母親との再会のきっかけになってくれます。)
また、『TVルーム』が『チャリチョコ』ではカラーになっていたりと、時代背景に多少の狂いが生じています。
つまり、『チャーリーとチョコレート工場』はむしろ別物(パラレルワールド)として扱ったほうが面倒じゃありません。
今では、ゴジラやガンダム、スパイダーマンなどで慣れている、マルチバースものとして組み入れたら楽しめるんじゃないかと。
特に、チャーリーがウォンカの誘いを断る描写がそれぞれに違いがあるんじゃないかって比較も出来ますし、感情の起伏がうまいと思いましたね。
サイコパスなひねくれもののウィリー・ウォンカをジョニー・デップが演じたのもポイントが高いですね。
チャリチョコのウィリー・ウォンカがひねくれものになったのも、厳しい父親のせいで、トラウマを抱え込んでいたのも、頷けます。
しかし、父親との確執からの解放が素晴らしい景色だと思いますね。
父親との確執からの解放は、『父親殺しのサーガ』と並んでいい作品にはありがちです。
神話世界で語られる『父親殺しのサーガ』は、仮面ライダーシリーズでよく語られます。
そして、『チャリチョコ』では、脱落者に対するフォローがしっかりと描写されましたね。
罠に落ちて汚れてしまったクソガキたちを見つめる目が憐れみを掲げるソレになったりします。
『夢のチョコレート工場』『チャーリーとチョコレート工場』は、それぞれ別物として楽しむのが乙なものじゃないでしょうか。
最後まで読んでくださってありがとうございます。