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RRR ネタバレ感想 インド映画なめてました!!

あなたにこんばんは!

インド映画なめてました、すみませんでした。の本を売らない本屋さんAlkanetBooks代表の伊藤空彦です。😹

 

正直、シン・仮面ライダーを観た後なので、言うのもあれなんですが、インド映画なめてました、すみませんでした。

 

それでは、世界に通じるインド映画『RRR』の感想をネタバレをしながら、解説してゆこうと思います。

 

それでは、ゆっくりしていってね。

 

インド映画なめてました、『RRR』の興奮冷めやらない。

インド映画、いわゆるマサラムービーって何かあるごとに歌と踊りがあるんじゃないかって心配したけど、この作品はちょうどいい塩梅で、歌が挿入されていますね。

 

僕はいわゆるミュージカル苦手人間なんですが、この映画はすっかりハマりました!

歌がストーリーの進行を邪魔することなく、感情に見事シンクロしているのですよ。

 

『RRR』ってなんだ?と思うじゃないですか?

実は、このRRRって、仮題だったのですが、あまりにもストーリーとシンクロするので、このままで行っちゃえってなったのです。

 

ラーマ役の俳優とビーム役の俳優、監督のRから取った説や、stoRy、fiRe、wateR、の文字から取られている説など、色々あるけど、それを全部ひっくるめてのRRRで良かったんじゃないかと。

 

まずは、タイトルでぐっと来ました。

 

話せば長くなりますが、上映時間3時間があっという間に感じられましたね。

トイレ厳禁です。(ドリンクを飲まずに映画を観ていました。)

 

まずは、イギリス総督府の警官ラーマの市民暴動の鎮圧無双がすごい!

たった一人の反逆犯を追いかけるために、1,000人以上のエキストラにもみくちゃにされながらの追跡劇がすごかったね。

 

まるでゲームの主人公みたいな超人的な力を持ったのがすごい。

 

そして、一方、ビームの方は狼狩りをしていたら、虎に遭ってしまったので、虎と狼と戦いながら、罠を仕掛ける戦いで、こっちはこっちで大変だ。

 

ストーリーの最初は、歌がうまいマッリと言う少女が売られた事件から始まりますが、インドが当時、イギリス領だったことから、まともな人権もなかったことに挙げられます。

 

ライフルの弾丸がイギリスの工場から、七つの海を渡って、このインドまでやってきた。褐色人種に対して銃弾を使うことがいかにもったいないことか?』という、人権を踏みにじる発言が重大な伏線になっています。

 

それから、ラーマとビーム(出会ったばかりの頃は、アシュラムと仮の名前を名乗った)とが橋の下のボートに乗る少年が事故で落下する燃え盛る機関車の炎から救出するシーンが圧巻でしたね。

 

この時、ある目的のために、炎のような信念を持ったラーマと、水のように優しいビームがはじめてタッグを組んだ時のレスキューシーンがすごかったですね。

 


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ここで始めて、1920年代、インドがまだ独立せず、イギリス領事下に置かれている話が説明されます。

 

その後、ラーマとビームは意気投合して、仲良くなりますが、マッリを助けるために潜入したビームはなんとかイギリス領事館に侵入することが成功します。

 

この時に、ナートゥ(インド舞踊)を踊るシーンがありますが、これがめちゃくちゃ熱い!

インド映画の、『こうやって歌と踊りを使うんだよ。』という監督の技法が輝きます。

 

土煙を立ててダンスバトルになったのがすごく面白かったですね。

 

最後は、ラーマとビームのダンスバトルになりましたが、ラーマがわざと負けてビームの手柄を立てることに。

 

特にすごいと感じたのが、支配階級の西欧文化に対し、非支配階級のインド文化で対抗したのがすごかったですね。

 

そして、マッリの居場所を突き止めたビームは、一旦帰りますが、侵入作戦を練り直すことに。

 

そして、動物を仕込んで侵入したビームは領事館をパニックにすることに成功します。

 

その前に、反逆犯を捕まえそうになったラーマは毒蛇に噛まれたのですが、ビームがなんとか助けます。その時に、自分がビームであることをバラし、娘を取り返すことが目的だと語ります。

 

お互いの素性がバレて敵対することになったこの葛藤は実にもどかしいのですが、これが後のカタルシスにつながるのが観て晴れ晴れします。

 

そして、警官服に身を包んだラーマがビームを逮捕。

 

ビームはムチで打たれることになりますが、イギリスの領事婦人にトゲ付き鞭で叩けと煽られます。

 

このシーンは、めちゃくちゃ悲しいですね。

 

その後の、ラーマの少年時代の回想シーンを見て、ラーマがなぜ警察官になったのかが明かされます。

 

実は、武器を横流しすることで、民族解放運動を推進することが目的であったのです。

(そして、両親の仇討ちでもあります。)

 

とどのつまり、ラーマもビームも目的は同じだったのですが、ラーマがビームを助けたことで、逆に捕まり、処刑が決まります。

 

ビームは、ラーマの恋人シータから、ラーマが大義のために動いていたことを知り、自分の無知を恥ずかしがりました。

 

そんな時の救出劇も、ナートゥのリズムでお互いに気が付き、困難なマンホールの中から救出!男同士の肩車で窮地を脱します。

 

その時には、ラーマの方には、心を動かすのに武器は必要がない。しかし、村人全員に武器をゆきわたらせない限り村に帰れない。

 

ここからは、ラーマとビームはすっかり和解をして、二人でイギリス兵相手に、無双します。

 

領事館破壊のシーンは圧巻ですね!

 


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とにかく、劇場で見てください!

IMAXで見られる方は、IMAXで観てくださいね!

 

これでも、まだ半分しか喋っていません。

 

とにかくインド映画をなめていました。インド映画のみなさん、ごめんなさい。

 

それでは、次の日のTweetを。

 

 

最後まで読んでくださってありがとうございます。