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映画批評:聖☆おにいさん The Movie ホーリーメンvs悪魔軍団

(C) 中村光 / 講談社 / 日テレ 2024

あなたにこんばんは。😹

 

画像から見て分かる通り、佐藤二朗さんが神様役をやると、安定のダメ映画になってしまった「聖☆おにいさん The Movie ホーリーメンvs悪魔軍団」を観て、12月になってワースト候補が上がったことに驚いている震えるほどの映画好き、AlkanetBooks代表の伊藤空彦です。🙀

 

今回は、皆様の日頃のご期待により、映画「聖☆おにいさん The Movie ホーリーメンvs悪魔軍団」のネタバレ批評になります。

 

楽しみにしているみなさんは、ここでブラウザバックしてくださいね。

観てから楽しめるような記事にしたいと思います。

 

今日の作業場のBGMは『ビッグブリッヂの死闘 スクウェア・エニックス公式』を聴きながら書いています。

 

それでは、ゆっくりしていってね。

 

「聖☆おにいさん The Movie ホーリーメンvs悪魔軍団」はタイトル詐欺?

まず、結論から言わせていただきますと、面白いのは序盤だけでした。

しかも、その序盤はテレビドラマでやっているから、復習だけが楽しめたことになります。

 

監督が福田雄一なので、こういった低予算ドラマに慣れているのは良い点です。

しかしながら、映画のスケールに合うかと言うと、実に微妙だったりします。

 

(C) 中村光 / 講談社 / 日テレ 2024

序盤は腹を抱えて笑わせていただきましたが、その勢いは序盤を過ぎた当たり、死ぬ時に観る走馬灯では、味気ないということで、梵天(やたらと暑苦しいインドの神様)が「聖者 ホーリーメン」の企画を持ち込んで、イエスとブッダのところにやってくるという話が持ち上がります。

 

弁天やヨハネ、ミカエルなどの、キャラクター造形は実に楽しかったのですが、天の神様(イエスの父で産みの父の方)が鳩になって現れたりするところは、まだ良かったのです。

鳩はCGじゃなくて、アニマトロニクスでしたね。(さすが低予算。)

 

カンペの代わりに天から啓示を得るところなんかは、聖☆おにいさんらしかったりします。

 

ただ、佐藤二朗さんが神様役をやると、いつものパターンになってしまうのですよね。

勇者ヨシヒコから一切成長していない。

 

そのノリが面白い?と言うのは解るんですが、僕には悪ノリがすぎるとがっかりしてしまうのですよね。

(「はたらく細胞」を観たあとなので、期待を裏切られた感が更に激しかったりします。)

 

やはり、僕には福田雄一監督のギャグセンスには肌が会わないと思います。

 

福田雄一さんの映画って、センスがテレビノリなんですよね。

 

テレビだったら面白いけど、これが大スクリーンだったら、果たしてこれが面白いのか?疑問です。

 

勇者ヨシヒコは楽しませていただきました。

映画だったらもっと楽しませてくれるだろ?という期待感をつい持ってしまいます。

 

 

勇者ヨシヒコシリーズはAmazon Primeで観られます。

 

さて、テレビでは面白い福田雄一監督の作品ですが、銀魂はまだ観ていません。

ただ、こちらは原作がしっかりしていたのか、面白いと評判です。

 

銀魂

銀魂

  • 小栗旬
Amazon

 

ただ、大スクリーンになると、当たり外れが激しいのが困ります。

 

漫画もすぐに描けましたね。

こちらです。

(C) 中村光 / 講談社 / 日テレ 2024

福田雄一監督のメタ発言的ギャグセンスについて来られるならば楽しかったはずです。

 

特に神様(佐藤二朗)のガンマイクを持っているスタッフを気遣うところなんかは、アドリブでしょう。

多分、笑いのツボが共通していると言えば、「オレたちひょうきん族」「とんねるずのみなさんのおかげです。(した)」などの、内輪ノリで笑わす感じでしょうね。

 

そして、やたらとニチアサを意識しすぎです。

『ニチアサ(キッズタイム)』とは、日曜の朝に行われる特撮・アニメの時間のことで、今では、プリキュア、令和仮面ライダー、スーパー戦隊シリーズが放映されてる時間のことです。

 

女子ーズなども出演していたので、これら内輪向けメタギャグで笑える人には受けると思います。

 

とにかく中盤以降は、グダグダになっていましたね。

(佐藤二朗さんのアドリブに時間を割き過ぎだと思いましたね。ガンマイクが落ちてきたりもして、スタッフ泣かせだと思います。)

 

という訳で、12月になって、ワースト候補が上がるとはね。僕もびっくりです。

 

もし血迷って、この作品を映画館で見たいなと思ったら、悪いことは言いません。

諦めて「はたらく細胞」を観てくださいね。(こっちのほうが後悔はしません。)

 

電子書籍の宣伝をします。

伊藤空彦です。😹

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最後まで読んでくださってありがとうございます。