あなたにこんばんは!
シン・仮面ライダーを観に行って、ご満悦な本を売らない本屋さんAlkanetBooks代表の伊藤空彦です。😹
詳しいことを書いちゃうと、ネタバレになってしまうので、神経質な方はブラウザバックしていただけると幸いです。
あえて言うならば、シン・仮面ライダーを見る前に予備知識として取っておいてほしいのが、(初代)仮面ライダー1~10話を観ることと、『CASSHERN』を観てほしいのです。
シン・仮面ライダーを最速で見てきましたがこの映画の前に見ておくべきは初代ライダーでもなく過去庵野秀明作品でもなく実写キャシャーンです! pic.twitter.com/lWGaOk9Mlm
— もつれら (@mtmtsf) 2023年3月17日
いきなりオチを言うと、CASSHERNみたいなこだわりがあるように受け止められました。
ただし、初代仮面ライダーリスペクトが熱くて、ある人物が名乗り出るあたりは、さすが庵野監督!と言わしめました。
僕は極力ネタバレを防ぐように努力しますので、よかったらついてきてくださいね。
イオンシネマ津で無料で観られた。
会員制カードの『ワタシアタープラス』の特典で、6回映画を見たら7回目は無料のクーポン券がついてきたので、結局タダで観ました。庵野監督ごめんなさい。
映画を観た特典で、『シン・仮面ライダーカード』をもらったのですが、映画を見てから封を切ったので、ネタバレにならずに済みました。
庵野監督作品はネタバレ注意が多いので、そこは気をつけなくてはいけません。
Twitter相互フォロワーさんのクラさん。○○○ ○○さんの存在は匂わせちゃダメだよ~!
ネタバレになってしまいましたが、まだ耐えられるレベルです。
初代仮面ライダー1~10話リスペクトが強いので、そこら編の予備知識は持っておいたほうがいいですね。
シン・ウルトラマンもそうでしたが、旧作を知ることによって、庵野監督のリ・イマジネーションがどんな風に作用するのか?楽しめたらいいなと思います。
たぶん、特撮女子パンナさんは、ネタバレありきの動画を出しているに違いありません。
映画館は土曜日の昼のせいか、ガラガラで10人ほどしかいなかったように思えます。
(たぶん、明日は日曜日なので、混雑するんじゃないかと。それに昨日の18時に舞台挨拶付きの初回上映があったので、その時に混雑したんじゃないかと。)
作品世界にメスを入れます。
ショッカーが何かの略称になっていたのも、庵野監督ならではのこだわりを感じます。
(G.O.D.機関(ガバメント オブ ダークネス)のように、仮面ライダーXの細部からひっくるめているあたり面白いと思えました。)
ショッカーの怪人が〇〇〇と呼ばれており、仮面ライダーがバッタ〇〇〇と呼ばれているのもうなずけます。
緑川ルリ子の新しい解釈も楽しかったですね。
ヒロインの存在も必要だと思います。(ただし、ゴジラやエヴァと違って救いがない。)
『真紅のマフラー』がヒーローであることを示すアイテムであったと同時に、ショッカーの改造人間はみんな『手袋』をつけていました。
〇〇〇が『プラーナ』と呼ばれる生体エネルギーを搾取するあたりが斬新だと思えますね。(女神転生シリーズで言うところのマグネタイトに相当します。)
そして、ショッカーに関わった者が、〇〇時に、とろけてしまうのも仮面ライダ-1~10話リスペクトが強いと思います。
(そこは爆発じゃないんかい!とツッコまないでください。)
今回の作品は、庵野監督『シン・ジャパン・ヒーローズ・ユニバース』の中では、異色の『PG 12+』作品(12歳以下は保護者と同伴で)となっております。
『PG 12+』は『鬼滅の刃 無限列車編』で見て取れましたね。
暴力描写が生々しかったので、『PG 12+』にしたんだと思います。
(それを考えたら、50年前に放送された(初代)仮面ライダーのホラー路線はトラウマモノだったんじゃないかと。)
主人公本郷猛の『〇〇が苦手で、コミュ障』な新しい設定が改造人間に対するオマージュとしてうまく機能したんだと思います。
何も知らない成長するヒーロー像として、打ち出したかったのかも知れませんね。
(それは、ある人物に受け継がれるのですが……。)
クモやコウモリ、ハチなど、ショッカーでおなじみの怪人たちが新たに書き直されたのも、良かったですね。
『〇〇こそが、幸せを与えるもの』だという、ショッカーの悪なりの主張も見事に書ききっています。
(女神転生シリーズにおけるダーク属性に当たる。)
また、仮面ライダー同士の戦いも、重要なファクターとして描かれており、ある人物の負傷(骨折)が、(初代)1号ライダー役を演じた『藤岡弘さん(当時)』のバイク事故を彷彿させます。
そして、ある人物の変身シーンにアレを必要としないことと、1号ライダーが『バイクの風を受けて変身する』という理由付けも、僕がこだわりを持って欲しかったことと重なっております。
前半の『改造手術の傷跡が顔に出る』などのこだわりも原作(厳密には、仮面ライダーは漫画自体が原作ではなく、あくまでテレビドラマと同時進行だった。)リスペクトがありましたね。
ショッカーライダーの戦いがバイク中心になったのが少し残念でしたね。(それでこそライダーなんでしょうけど。)
最後の敵は、別解釈における仮面ライダーのオマージュが生きています。
(最後の敵が仮面ライダーって言うのは、平成ライダーリスペクトですね。)
最後は、あっと驚く仕掛けがありますが、ここでは語れません。
ただ、ネタバレを覚悟で言うならば、『シン・ゴジラと違って続編は無理だな』と感じさせたことでしょう。
映画という2時間の尺を取ってうまく、かたをつけたのが、庵野監督の手腕によるところが大きかったと言えるでしょう。
時間が経つたびに、ライダーの〇〇が変わるのも、リスペクトが熱い!
ラストで協力者の名前が、〇〇と〇と名乗ったのが、さすが原作リスペクトだね。と思ったことです。(その点はCASSHERNに似ている。)
敏感に感じた方は、ネタバレをしてしまって申し訳ないです。
最後まで読んでくださってありがとうございます。